しんとうのあたらしいほうこう
神道の新しい方向

冒頭文

昭和二十年の夏のことでした。 まさか、終戦のみじめな事実が、日々刻々に近寄つてゐようとは考へもつきませんでしたが、その或日、ふつと或啓示が胸に浮んで来るやうな気持ちがして、愕然と致しました。それは、あめりかの青年たちがひよつとすると、あのえるされむを回復するためにあれだけの努力を費した、十字軍における彼らの祖先の情熱をもつて、この戦争に努力してゐるのではなからうか、もしさうだつたら、われ〳〵は、

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 日本の名随筆 別巻98 昭和2
  • 作品社
  • 1999(平成11)年4月25日