じじざっぴょうにさん
時事雑評二三

冒頭文

一、独立論 独立(どくりつ)を唱(とな)ふるは善(よ)し、然(しか)れども如何(いか)にして之を実行(じつかう)すべき乎(か)、言ふを休(や)めよ「汝我と共に独立(どくりつ)する時は我も独立(どくりつ)せん」と 独立とは「独り立つ」といふことなり、他人と共ならでは立ち得ざる人は独立には非らざるなり、独立(どくりつ)を望(のぞ)むものは先(ま)づ独(ひと)りで立つべきなり、而して独立(どくりつ)の

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 内村鑑三全集3 1894-1896
  • 岩波書店
  • 1982(昭和57)年12月20日